UTZラベルの付いたコーヒー、カカオ、茶類、ヘーゼルナッツ製品を購入することで、より良い未来の創造に貢献することができます。
UTZラベルは、より持続可能な農業、生産者とその家族、そして地球にとってより良い機会を意味します。生産者は、UTZ認証プログラムに参加することで、より良い農法を使用して、より良い農作物を栽培し、収入を増やすことができます。労働環境を改善し、気候変動に順応し、環境を保護する方法を学びます。
UTZラベルは簡単に取得できるわけではありません。UTZ認証を受ける農園と企業は、第三者認証機関の監査を受けて、厳密な要件の遵守を実証しています。この要件には、健全な農法と農園管理の実践、安全かつ健康的な労働環境の整備、児童労働・強制労働の問題への対応、環境保護の実践などが含まれています。製品に表示されたUTZラベルは、持続可能な農業をサポートするブランドであることの証明です。
UTZは「良い」という意味
UTZの認証プログラムは、「UTZ kapeh」(ウッツ・カペイ)として2002年に開始されました。グアテマラのキチェ県で話されているマヤ言語で「良いコーヒー」を意味します。グアテマラのコーヒー生産者とオランダの焙煎会社が、コーヒー認証をグローバル市場に普及させて持続可能な農法の影響力を世界中に行き渡らせたいと考えたことが発端でした。
その後、UTZ kapeh(UTZカぺ)は「一企業の取り組み」から進化して、持続可能なコーヒー生産を独立した立場から検証する信頼性の高い基準に発展しました。UTZのプログラムは時間をかけて拡大し、カカオ、茶類、ヘーゼルナッツにも導入されました。そして、この対象の広がりを反映するため、団体名もUTZ Certified(UTZ認証)へと変更されました。やがて他の認証を超えた活動を始め、児童労働、気候変動、生産者の収入といった複雑な問題に関して様々なステークホルダーと協働するようになり、2016年にはUTZに名称変更しました。
UTZがレインフォレスト・アライアンスと合併
UTZ認証プログラムは、今ではレインフォレスト・アライアンスの一部となっています。2018年にUTZとレインフォレスト・アライアンスが合併して、人々と自然にとってより良い未来を創るため、また協力している多数のステークホルダーにとってそれまで以上に良いパートナーになるための歩みを開始しました。以来、UTZ認証プログラムとレインフォレスト・アライアンス認証プログラムは並行して運用されてきました。その間に新しい農業基準も策定され、両団体の強みと数十年にわたる経験を活かしています。
2020年7月に導入されたレインフォレスト・アライアンス2020認証プログラムと同年9月に導入された新しいレインフォレスト・アライアンス認証マークを受けて、UTZ認証プログラムとそのラベルマークは徐々に廃止されつつあります。
このため、今後はレインフォレスト・アライアンス認証マークを付けた製品が増えていきます。UTZラベルマークと同様に、レインフォレスト・アライアンス認証マークは、人々と自然が共存する世界に向けて行動を起こしている生産者と企業であることを示しています。
レインフォレスト・アライアンス認証プログラムへの移行について
UTZ認証を取得している農園および企業は、レインフォレスト・アライアンス2020認証プログラムへの移行を進めています。UTZ認証プログラムへの新規登録は受け付けておりませんが、レインフォレスト・アライアンス2020認証プログラムに登録することができます。
ご質問やサポートのご要望は、レインフォレスト・アライアンスの御社担当者までお問い合わせください。または、カスタマーサクセス・チーム(customersuccess@ra.org)宛てにメールでご連絡ください。