2019年時点で、レインフォレスト・アライアンス認証マークの付いた製品の80%以上で、認証原材料の含有割合または調達割合が90~100%でした。また、レインフォレスト・アライアンスは、2020年5月、新しい認証マークの使用に関して、今まで以上に厳格な要件として2020ラベル表示と商標指針を導入しました。
新しい2020認証マークを使用するには、ハーブティーとパーム油を除くすべての製品で、認証原材料の含有割合が90%以上でなければならず、またマスバランス・サプライチェーンの場合は、同等認証量の100%がレインフォレスト・アライアンスまたはUTZの基準に照らして認証されていなければなりません。
なぜ例外があるのですか。
ハーブティーに関しては、新しい認証マークを使用する製品は、認証原材料を50%以上含有していなければなりません。割合が引き下げられている主な理由は、ベリー類、リコリス、ミントをはじめ、一部のハーブ原材料の供給に限界があることです。コーヒー、カカオ、茶類、バナナは、レインフォレスト・アライアンス認証農園が数千と存在しますが、例えばリコリスやミントの認証農園は、はるかに少数です。
ハーブティー製品の認証マークの使用に関する要件を現行のように定めておくことで、より多くの企業が持続可能性の歩みを始められるようになります。供給が拡大するにつれ、原材料の最低含有割合を90%まで徐々に高めていきます。
パーム油の製品に認証マークを表示するには、認証パーム油を30%以上含有していなければならず、またマスバランス・サプライチェーンの場合は、同等認証量の100%をレインフォレスト・アライアンス認証農園から購入しなければなりません。割合が低い理由は、ハーブティーと同じで、レインフォレスト・アライアンス認証パーム油の供給に限界があることです。また、この供給の限界は、私たちがパーム油の認証を段階的に廃止し、パーム油の持続可能性に対して新しい実践方法を採用することを決定した主な一因でもありました。
製品に含まれる認証原材料の割合が90%を下回った場合は、製品のパッケージに割合を明確に表示しなければなりません。これにより、認証マークの付いた製品に含まれている認証原材料の割合が消費者にすぐに分かるようになります。