現在、これまで以上に、持続可能性が流行語からビジネスの必須項目に移行しています。気候変動から大規模な森林破壊、経済的不平等などの生態学的・社会的危機に世界が直面する中で、消費者は企業に責任と行動を求めています。責任あるビジネス実践への取り組みは、企業が競争力と関連性を持ち続けるための要件にますますなっています。
持続可能性のビジネス価値とは何でしょうか?持続可能性の戦略を用意して企業が役割を担うことで、企業はどのように利益を得るのでしょうか?
消費者は関心を持っていて、企業が関心を持つことも期待しています
消費者(であり企業の利害関係者)は、人々と環境について関心を持っています。消費者が自分達の下す日々の選択の影響にますます意識的になり、彼らは人々と地球に良いブラントと製品を探しています。
世界の消費者の92%が、企業に利益以上のことを期待しています。彼らは企業に社会的、環境的課題を解決するよう責任を持って事業を行ってほしいと考えているのです。さらには、世界の消費者の73%は、企業が利益を増やしながら、その企業が事業を行うコミュニティの環境・社会条件を改善するための特定の行動をとれると信じています。この割合はインド(81%)、中国(80%)、ブラジル(78%)などの発展途上国ではさらに高い数字を示しています。
持続可能性は売れる
大きな期待には、大きな報酬がやってきます。持続可能性に取組む企業は、経費削減、リスク緩和、サプライチェーンの安全保証、新規マーケットへのアクセス、顧客のロイヤリティ、ブランド価値の全体的な強化など多様なインセンティブを目にします。
豊富な調査研究が計量可能なビジネスの好影響を示しています:
- 持続可能性基準を利用するビジネスの98%が、評判の向上(60%)、利益性の向上(53%)、コスト削減(30%)、および生産量の増加(30%)など売上とマーケティングに関連する利益について言及しました。
- 持続可能性に関する文言をパッケージに記載した製品の売り上げは、2013-2018年の期間に記載の無いものよりも5.6倍速く成長しました。
- 持続可能性に関する文言をパッケージに記載したチョコレート製品の売り上げは、2017-2018年に全体カテゴリー(5%)よりも速く成長しました(16%)。
- 2017-2018年にコーヒーのカテゴリー合計で1%の減少がみられたのに対して、環境に関する文言を包材に記載したコーヒー製品合計のドル建てでの成長は25%増加しました。
認証は解決策の一部です
持続可能性のビジネス価値が増加する中で、認証は企業がその取り組みへの責任を証明し、違いを創り出すための影響力のある方法です。農園と森林事業者が(レインフォレスト・アライアンス持続可能な農業基準など)厳しい基準に対して監査を受ける認証は、農作物とサプライチェーンの社会的、環境的、そして経済的影響を改善するのに役立つ証明済みで力強い方法です。認証プロセスには、生産者に役立ち、より高いレベルの農園・森林経営と生産性の維持を実現するための(データ)ツール、研修、そして新しい技術などの豊富な財産が組み込まれています。
数え切れないほど多くの独立した研究が確認している通り、認証は人々と自然に対して、透明性があり計量可能な方法で前向きな影響をもたらしています。そしてこれらの恩恵は、より良い収穫高、安定した供給、そしてビジネスに取ってより良い契約条件に繋がっています。言い換えれば、ビジネスが重要なことに価値を置けば、私たちは全員が勝てるのです。
レインフォレスト・アライアンス 認定がビジネスにどのように役立つかをご覧ください。